【要約】『超・箇条書き』に学ぶ、「伝える力」の伸ばし方

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こんにちは、Nakamaru(@Nakamaru_035)です。

本日は、本の要約の記事を書きたいと思います。

きっかけは、ブログをやっている方なら知らない人はいない、マナブさん(@manabubannai)の以下のツイート。

マナブさんのYouTubeは、毎日の日課のスピンバイクを漕いでいる時にテレビで流しながら、ブログ論から人生論まで、様々なことを学ばせていただいています。

そんな中、先日そのYouTubeで「マナブの宿題」と称する、本の要約企画を発表されていました。

[st-mybox title=”マナブの宿題” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  1. マナブさんが選んだ5冊の書籍のどれかを読む
  2. その要約をマナブさんにDMで送付
  3. 後日、マナブさん自身がその要約をYouTubeで紹介、解説する

[/st-mybox]

というもの。

[st-kaiwa1]マナブさんに自分の本の要約を見ていただけるだけでもありがたいのに、YouTubeで紹介までしてもらえる可能性が1%でもあるなんて、どんだけ素晴らしい企画なんだ…!![/st-kaiwa1]

ということで、参加してみようと思います。

そこで、僕が選んだ本はこちら↓

「いや課題図書から選ばんかいっ!!」

というツッコミが入りそうなのですが、一応しっかりとした理由が2点あります。

[st-mybox title=”この本を選んだ理由” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  1. 今まで読んだ本の中で、1,2を争うぐらいの学びの多い本だったから
  2. もしかしたらマナブさん読んだことがない1冊をあえて選ぶことにより、マナブさんにも新たなインプットを与えることができるのではないかと考えたから

[/st-mybox]

マナブさんからこのような機会を与えてもらうだけで終わらせず、マナブさんにも何か自分から価値を与えることができないか。

そんなことを考えて、あえて課題図書ではない本を選びました。

以上の理由から、今日は杉野幹人さんの著書『超・箇条書き 「10倍早く、10倍魅力的に」伝える技術』の要約と感想をお届けします。

そもそも、なんで箇条書き?

『「箇条書き」こそ、これからの時代の最強のサバイバルスキルなのだ』

と冒頭で断言する、著者の杉野さん。それはなぜか?

[st-mybox title=”なぜ箇条書きが大事なのか” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  1. 現代は情報過多の時代。情報を多く、「長く伝える」ことの価値は減ってきており、むしろ、「短く、魅力的に伝える」価値が増えている
  2. 現代では、スピードが命。せっかく書いた文章が長く、読みづらいと、読まれずに捨てられる可能性がある

[/st-mybox]

例えば、ニュース配信サイトが増えれば増えるほど、それらを要約する「まとめサイト」の需要が高まるのは、これが理由。その他にも、本の要約をメインで投稿するYouTuberなども、「短く、要点を簡潔に伝える」ことで視聴者に価値を提供し、その対価として収益を得ているのです。

さらには、ビッグデータや人工知能もあります。これらの技術開発がさかんに行われる背景には、「情報量に対して人間の情報処理能力が足りていない」という前提があります。ゆえに、それらの大量の情報を処理する技術にスポットライトがあたり、このような技術の開発が進められています。

このような情報過多の現代社会において、いかに自分の思いを相手に瞬時に、簡単に理解してもらえるか。

箇条書きの書き方を学ぶことは、そんな現代社会を生きる上で必須のスキルを高めることにつながると、著者はいいます。

「超・箇条書き」とは一体何なのか

次に、杉野さんは、箇条書きのあるべき姿である「超・箇条書き」を、以下のように定義しています。

[st-midasibox title=”超・箇条書きとは” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]

・伝えたいことをただ羅列するのではなく、伝えたいことを「短く、魅力的に伝える」箇条書き。羅列化に加えて、3つの技術的要素が加わることにより完成する

[/st-midasibox]

では、超・箇条書きを彩る「3つの構成要素」とは何なのか?それは、

[st-midasibox title=”超・箇条書きに必要な「3つの構成要素」” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]

 

  1. 構造化 – 相手が全体像を一瞬で理解できるようにする
    → 「自動詞と他動詞の使い分け」、「直列と並列で時間軸を整える」、「ガバニング(伝えたいポイントの数を宣言)」を意識すると、文の構造が明確になり、理解がしやすくなる
  2. 物語化 – 相手が関心をもって最後まで読み切れるようにする
    → 「イントロで相手を引きこむ」、「MECE崩しで山場を作る」「固有名詞を埋め込む」ことで、読み手/聞き手がこちらの伝えたいことに興味を持つ
  3. メッセージ化 – 相手の心に響かせ、行動を起こさせるようにする
    →伝えたいことに対する、自身のスタンスを明確に示すこと。「隠れ重言の排除」、「否定で退路を断つ」、「数字」によって、相手を行動に移させる。

[/st-midasibox]

要するに、文章を構造的に理解しやすい形に並び替えて、相手に関心を持ってもらえるように工夫を施し、相手の心を動かすようなアツい想いを込めること。

この3つの要素が揃って初めて「超・箇条書き」は完成し、相手はそれを聞いて左脳でその論理を理解し、右脳で感情を動かされ、行動を起こすのです。

本書では、それらの要素を文章に盛り込むためのテクニックが、これでもかと言わんばかりに紹介されています。

本書を読んで面白いなと思ったポイント

はっきり言って、本書の内容はすべてとても大きな学びになったのですが、頑張って選ぶとしたら以下の3つ。

[st-mybox title=”本書での学び” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  1. 固有名詞を駆使して、相手の脳内にイメージを湧かせる
  2. 隠れ重言を排除する (当たり前のことを言わない)
  3. 否定を駆使してスタンスを明確にする (〜〜〜ではなく、ーーー。)

[/st-mybox]

一つずつ簡単に紹介していきます。

固有名詞を駆使して、相手の脳内にイメージを湧かせる

これは、文章や言葉のなかに、固有名詞を意図的に含ませることで、相手にイメージを湧かせやすくする方法です。

例えば、就職活動のエントリーシートを例に挙げてみると、

[st-mybox title=”あんまり良くない例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

・私は海外在住の経験があります

・会社案内に出ていた社員の方の考え方に共感し、情熱に刺激を受けました

[/st-mybox]

と書くよりも、

[st-mybox title=”良い感じの例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

・私はシンガポール在住の経験があります

・会社案内に出ていた情報システム部の山本さんの考え方に共感し、情熱に刺激を受けました

[/st-mybox]

という風に、固有名詞を入れて上げると、相手はその文章をイメージを沸かせながら読み進めることができ、結果として、相手に内容が伝わりやすくなります。

例えば、一つ目の文では、「シンガポール」という固有名詞を入れることにより、もしエントリーシートを読んだ面接官が以前に旅行でシンガポールに行っていた場合、その時の楽しい思い出と一緒に、興味を持って文章を読んでくれるかもしれません。

そうでなくても、既に相手が持っている「シンガポール」に関する情報(マーライオン、東南アジア、etc,,,)といった情報が想起され、そのような脳内のイメージが文章の読む際の補助となってくれるのです。

2つ目の文でも、もしエントリーシートを読んだ人が山本さんと仲が良かったり顔見知りだったりすると、

「おっ、山本じゃん!あいつのこと気に入ったのか〜!あとで山本にこのこと教えてやろw」

といった感じで文章に興味を持ち、エントリーシートをくまなく読んでくれる可能性が高まるのです。

隠れ重言を排除する

重言とは、「頭痛が痛い」や「顔を洗顔する」といった、意味が重複している言葉が並んでいる表現のこと。

そして、本書で紹介されている隠れ重言とは、文面では意味の重複はないけど、状況を踏まえると言葉の意味が重複していて、わざわざ伝える必要がないこと

例えば、以下のような感じ。

[st-mybox title=”仕事で使いがちな隠れ重言の例3つ” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

・業務を改善する

・施策を推進する

・仕事を効率化する

[/st-mybox]

これらは、仕事をしているときに何かと口から出てしまいそうな言葉たち。一見良い感じのことを言っているように見えますが、実はこれらの行為は当たり前すぎて、意味を成しません。

なぜなら、仕事をする上で、業務を良くしたり、何かアイデアを実行したり、効率の良い働き方をするというのは、当たり前にやることだからです。

これはスポーツで例えるのであれば、野球で「そろそろ得点が欲しいイニングになってきました」と言っているようなもの。最初から得点が欲しくないと思ってバッターを送り出す監督もファンもいません。

なので、上記のような意味のない、抽象的な隠れ重言は使わずに、具体的な言葉を使うようにしましょう。

[st-mybox title=”良い例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

・テレワークを導入し、通勤時間を減らす(業務改善の例)

・社内のコミュニケーションツールをメールからチャットに全面移行し、社内のコミュニケーションの活発化を図る(施策推進の例)

・これまで紙面で送付していた書類を、電子ファイルに置き換える(仕事の効率化の例)

[/st-mybox]

否定を駆使してスタンスを明確にする

これは、伝えたいことの逆を否定することで、伝えたいことに対する自身のスタンスを明確にするテクニックです。例えば、仕事をする上での目標を立てる際に、

[st-mybox title=”” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

・生産性を上げる

・自分の意見をはっきりと伝える

[/st-mybox]

とするのではなく、以下のように「否定」をセットで入れてみましょう。

[st-mybox title=”” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

ダラダラと長時間仕事をせずに、生産性を上げる

上の意見にただ従うことはせず、自分の意見をはっきりと伝える

[/st-mybox]

こうすることで、「何をしないか」を明示して強調し、「何をするか」という一番伝えたいポイントを、よりいっそう際立たせることができるのです。

本書を読んでの感想

本書を読んでの率直な感想は、この本は、素晴らしい箇条書きの書き方の指南書にとどまらず、あらゆる「伝える力」そのもの上げるためにはどうすれば良いのかを説いた本だと思いました。

「超・箇条書き」の要件である、伝えたいことを構造的に理解しやすい形に並び替えて、相手に関心を持ってもらえるように工夫を施し、相手の心を動かすようなアツい想いを込めること。

これは箇条書きにとどまらず、メール、チャット、プレゼン、SNS、普段の会話など、あらゆる場面で応用することができます。

たとえば、Appleの元CEOスティーブ・ジョブズ氏。彼は、本書で紹介されている「ガバニング (伝えたいことのポイントの数を明言する)」の達人といわれています。

以下は有名な、スタンフォード大学でのスピーチ。

”Today, I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.”

今日ですが、私は皆さんに、人生から学んだ3つのことをお話ししたいと思います。それだけです。大した話はしませんから。ほんとたった3つの話しかしませんから

“The first story is about connecting the dots.”

最初の話は、点と点をつなぐということです。

・・・・(中略)・・・・

“My second story is about love and loss.”

2つ目の話は、愛と喪失に関するものです。

・・・・(中略)・・・・

“My third story is about death.”

私の3つ目の話は死に関するものです・

・・・・(後略)

【出典】畠山雄三『英文徹底解読:スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式公演』 ペレ出版(2015)

「Stay Hungry, Stay Foolish」というフレーズはテレビでも流れ、知っている方も多いと思います。しかし、このスピーチにおいてガバニングの技術が使われていることはあまり知られていません。

スピーチの冒頭に「3つのことをお話ししたい」と頭出しをするガバニングをジョブズは使っています。続きスピーチは、そのガバニングに沿って進んでいきます。

このため、スピーチの全体像が理解しやすくなっているのです。

このスピーチが人を動かし、評価される理由は、内容が素晴らしいのはもちろんですが、それに加えて、ガバニングを駆使することで、相手に伝わりやすいような文章構造になっているから。

このように、本書で紹介されているテクニックは、SNSやプレゼンのスライドなどで良く使われる、箇条書きに特化したものではなく、

それよりもっと高次元の「伝える力」を上げるためにはどうすれば良いのかということを、実にわかりやすく、明快に示してくれています。

まとめ

以上、杉野幹人さんによる『超・箇条書き 「10倍早く、10倍魅力的に」伝える技術』のかんたんな要約と感想でした。

コロナ禍の現在において、普段、人と対面で仕事をすることが減った分、本日紹介したような「自分の言葉を相手に伝える力」の重要性が増してきていると感じています。

ボディランゲージなしで、いかに言葉のみで相手にこちらの意図を伝え、行動してもらい、物事を前に進めるか。

僕は、伝えること(会話、文章問わず)に対して強い苦手意識があります。自分の思いを言葉に変えるのが上手くできず、仕事でメール一通書くのもかなりの時間がかかります。

3週間ほど前にブログを開設したのも、この弱点を克服するため、というのが最も大きな理由です。

そんな僕に、「伝える力」とは何たるかを、本書は実に明快に示してくれました。

これからの時代を生きるカギとなる「伝える力」。これからも本書を片手に、少しずつ伸ばしていきたいです。

本日は以上になります。このような機会を下さったマナブさんに、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました!

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